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徽商活動情報

展覧会情報自分を犠牲にして中国人研修生を避難させた日本人

2011-03-24 発表者:中央日報社

東日本大地震が発生した11日、会社の中国人研修生20人を先に避難させた後、自分は津波にのまれて行方不明になった日本人専務の話が中国大陸を感動させている。

中国日刊紙・新京報(17日付)によると、宮城県女川にある水産物加工会社・佐藤水産の佐藤充専務は、地震が発生すると、寄宿舎の近くにいた遼寧省大連出身の中国人女性研修生20人に「もうすぐ津波が来る。早く避難しなさい」と伝えた。

そして研修生を高台の神社に避難させた後、自分は妻と娘を探しに会社の寄宿舎に戻った。しかし佐藤専務は津波にのみ込まれ、研修生の目の前から消えたという。佐藤専務の家族も行方不明となっている。

女川の人口1万人のうち現在の行方不明者5000余人。ここで研修を受けていた中国人研修生は100余人だが、犠牲者は1人もいなかった。

中国人研修生は日本人の同僚と村の人々のおかげで安全なところに避難できたと、同紙は伝えた。中国人研修生は「佐藤専務に助けられなければ、私たちはみんな津波の犠牲になった」と涙を流した。

中国ポータルサイトには「彼は愛に国境がないということを教えてくれた」 「彼の殺身成仁精神を中国人は決して忘れない」などと佐藤専務の犠牲を称えるコメントが殺到している。

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